亜麻糸(あまいと)について

亜麻と書いて「あま」と読みます。麻とは別種の植物で比較的寒い地方で栽培されるもので、カフカス地方(ロシア南西部)から中東(アラビア半島近辺)が原産地の植物です。日本の産地は北海道くらいです。日本に導入されたのは北海道が開拓された頃なのですが、ヨーロッパではメソポタミア文明の頃から栽培されてきた馴染み深い植物との事です。

日本人では亜麻(あま)よりも麻(アサ)との付き合いが深く、紀元前から日本でも栽培されていました。戦国時代に木綿が普及するまで、絹は高級品で麻が主要な繊維でした。

その後、海外から入ってきた麻のように茎から繊維を採取する植物を、「亜麻」「苧麻」などと名付け、それらの繊維を総じて麻と呼びました。

麻(あさ)の繊維は、通気性に優れ、 伸びにくく、強靭、という特性があります。身の回りではロープや麻袋、注連縄が麻です。また、麻を使った衣料品は、指定外繊維と表示されます。

亜麻(あま)の繊維は、通気性と吸湿性に優れ、柔らかく、強靭、という特性があります。肌触りがいいので衣類はもちろん、下着、シーツ、タオルなどに重用されています。英語のLinnen(リネン、リンネル)は亜麻のことです。また、ランジェリーはフランス語のLing(ラン)=亜麻でできた高級下着が由来です。

歌謡曲「亜麻色の髪の乙女」で有名になった「亜麻色の長い髪を、、、」この亜麻色とは、亜麻の花や葉といった植物の色ではなく、亜麻の茎から採取して加工した繊維の色のことです。

西洋では茶がかった金髪を亜麻色と呼び、「黄色がかった淡い褐色」、「クリーム色の栗毛」のように表現されています。 

以下が、参考にしたサイト様です。