レザークラフトを始めたいと思ったとき、道具を一度にすべて揃える必要はありません。まずは革を切る、穴をあける、縫うという基本の作業に使うものから選ぶと、無理なく準備できます。
道具にはさまざまな種類がありますが、最初から高価なものにこだわらなくても大丈夫です。作りたい作品や作業の頻度に合わせて、少しずつ買い足していきましょう。
まず用意したい基本の道具
革を切るには、カッターや革包丁を使います。初心者の場合は、扱い慣れているカッターから始めてもよいでしょう。刃がまっすぐ入るように、定規とカッターマットも用意します。定規は金属製だと、刃が当たっても削れにくく安心です。
型紙を革に写すための鉛筆や銀ペンもあると便利です。銀ペンは革の表面に線を引きやすく、あとから拭き取れるタイプもあります。革の種類によって使いやすさが違うため、端材で試してから使うと失敗しにくくなります。
縫うために必要な道具
手縫いをするなら、針、糸、菱目打ちを準備します。菱目打ちは、革に縫い穴をあける道具です。穴の間隔がそろいやすく、縫い目を整えて見せやすくなります。
菱目打ちを使うときは、ゴム板や作業用のマットを下に敷きます。机を傷つけにくく、打ち込む音もやわらげられます。針は革用の丸針、糸は最初からロウが付いているワックス糸を選ぶと扱いやすいでしょう。
糸を切るためのはさみや、針を通すときに使う指ぬきもあると作業が楽になります。特に厚みのある革を縫う場合は、無理に指で押し込まず、道具を使ってゆっくり進めてください。
あると仕上がりが整いやすい道具
革の端をきれいに整えたい場合は、トコノールなどの仕上げ剤と、コバ磨き用の布を用意します。コバとは革の切断面のことです。少し手を加えるだけで、作品の印象がすっきりします。
また、革を固定するクリップや、接着剤を塗るためのヘラも役立ちます。クリップを使うと、縫う前にパーツの位置がずれにくくなります。革に跡が付きやすい場合は、当て布を挟むと安心です。
道具選びで迷ったときの考え方
最初に作る作品がコインケースなら、切る道具、穴あけ用の菱目打ち、針と糸、接着剤があれば基本の作業ができます。大きなバッグを作る場合は、革を切る道具や固定用の道具も使いやすさが重要になります。
道具は、使ってみて不便を感じたものから見直すのがおすすめです。最初から完璧に揃えようとせず、作りたい作品に必要なものを中心に選ぶと、収納にも費用にも無理がありません。
まとめ:まずはカッター、定規、カッターマット、菱目打ち、針、糸、ゴム板など、基本の作業に必要な道具を揃えましょう。作品を作る中で必要なものが見えてきたら、少しずつ追加していけば十分です。